休職中の過ごし方
療養中の過ごし方
仕事から完全に離れましょう。
まずは仕事から距離をとって、しっかり休んで頂くことが大事です。
体調を最優先に考えていただき、業務からしっかり離れること、何もせずぼーっと過ごすことが必要です。
そのため基本的には、休職中は業務への従事は禁止です。
業務連絡も基本的には禁止になります。
会社から離れても、自らメールをチェックしたり、業務に関する連絡をしたりという生活だと、気持ちは全く休まらず、焦りばかり生まれて逆効果です。
完全に仕事から離れることが休職の目的ですので、休職に入っても頻繁に会社から連絡が来るなど休まらないようであれば、職場か主治医にご相談ください。
ただし、月に1-2回の職場への体調報告などを求められることはあります。
負担のない範囲で、頻度や方法などは相談の上決定してください。
負担になるようなら、最初はご家族に代行してもらってもいいかもしれません。
少しずつ動くようにしましょう。
数日から1-2週間そのような時間を取り、少しずつ気分が上向いてきたら、散歩をしたり、外出をしたり、外の空気に触れるようにしましょう。
その後は主治医と相談しながら、生活の目標を立てて過ごしていくことが望ましいです。
また休職期間中は、朝起きて職場に行く必要はありませんが、生活リズムを乱さないことが大切ですので、昼夜逆転しないように気をつけて下さい。
常識的な時間に就寝・起床して、日中にある程度活動できるように心がけていきましょう。
通院を継続しましょう。
休職中は2週間〜1ヶ月に1回、通院を行います。必要があれば、服薬治療やカウンセリングなどを行い、状態の改善に努めます。
また休職中の経過を見ながら、必要に応じて休職期間を延長します。
患者さんによってはリワークプログラムなどを利用し、復帰に向けて調整を行います。
その後医師が仕事に戻っても問題ないと判断した場合は復職の診断書をお書きします。
それを元に会社によっては産業医が復職の可否について判断し、問題なければ復帰となります。
復職後もしばらくは定期的に通院し経過を見る必要があります。
過度な飲酒習慣には注意しましょう。
アルコールは体調不良や生活リズムの乱れだけでなく、うつ状態の悪化、アルコール依存症にも繋がりますので十分に注意しましょう。
家族の支援を受けましょう
効果的に療養生活を送り、早く職場に復帰するためにも家族の支援は不可欠です。
一人暮らしの場合でも、可能な限り家族のもとで療養することをお勧めいたします。
その他
休職中に人生に関わるような大きな決断は避けたほうが望ましいですので、何かありましたら主治医にご相談ください。