復職可能な状態とは
職場復帰・社会復帰が療養中の目標になります。
当院では職場復帰への最低限の基準として、
- 日常生活が問題なく送れること(睡眠・食事・日中の活動)
- 仕事に対する意欲があること
- 職場との関わりで、著しく状態が悪化しないこと
の3点を挙げています。
(より細かい基準を設けている会社もありますので、下記もご参照ください)
仕事をするというのはとても大変なことで、「朝起きて、仕事にいって、家に帰ってくる」という単調で単純だと思われがちなこの習慣を作るというのが一番難しいです。
そして、会社によって求められる状態が異なるということを認識する必要があります。
“どのような仕事内容で”、”週に何回勤務をして”、“どこで評価を受け、ステップアップしていけるのか”、会社によって異なるため、会社側とのすり合わせが必要です。
確認事項をしっかり確認し、目標を設定することが職場復帰の第一段階です。
そこから、自身に何が必要か考えていきましょう。
復職の可否基準(一例)
- 睡眠・食事が十分に摂れ、規則正しい生活が送れている。
- 職場復帰に対して十分な意欲がある
- 朝夕の通勤時間帯に、安全に一人で通勤ができる
- 会社が設定している勤務時間の就労ができる
- 業務に必要な作業をこなすことができる
- 疲労が翌日までに十分回復できる
- 他人と適切なコミュニケーションが取れる
- 業務遂行に必要な注意力・集中力が回復している